バイオリン初心者がトゥーランドットを弾くには?挫折しない始め方と練習の進め方

「いつかトゥーランドット(誰も寝てはならぬ)をバイオリンで弾いてみたい」と思う方は多いのではないでしょうか。あの優雅で重厚感のあるメロディは、バイオリンで弾けたら本当に映える曲です。
ただし、バイオリン初心者がいきなり憧れの曲だけを追いかけると、思ったより難しくて挫折しやすいのも事実です。音がきれいに出ない、弓が安定しない、楽譜が追えないなど、最初の壁がいくつもあるからです。
そこで大切なのは、「最短で弾く」ことだけを目指すのではなく、初心者でも無理なく基礎を身につけながら、憧れの曲に近づいていくことです。
この記事では、バイオリン初心者がトゥーランドットを目標曲にするのはアリなのか、挫折しやすい理由、そして無理なく近づくための現実的な始め方を解説します。
バイオリン初心者がトゥーランドットを目標にするのはアリ?
結論から言うと、トゥーランドットを目標曲にすること自体はとても良いことです。
初心者が続かない大きな理由のひとつは、「何のために練習しているのか分からなくなること」です。憧れの曲があると、基礎練習にも意味が出てきます。
トゥーランドットはアップテンポで細かく動き回るタイプの曲とは違い、旋律をしっかり歌わせることが大切な曲です。そのため、初心者が“いつか弾きたい曲”として持つには悪くありません。
トゥーランドット(誰も寝てはならぬ)とは?
トゥーランドットは、イタリアの作曲家プッチーニ最後のオペラであり、その中のアリア「誰も寝てはならぬ」は特に有名です。
2006年のトリノ冬季オリンピックでは、荒川静香選手がフリープログラムにこの曲を使用し、大きな話題になりました。今でも知名度が高く、結婚式や発表会、イベントなどでも映える名曲です。
まずはどんな曲か、動画で雰囲気をつかんでみてください。
短くまとまった名曲ですが、実際に弾くとなると基礎が大切です。憧れだけで飛びつくと、途中で手が止まってしまいやすい曲でもあります。
初心者がいきなりトゥーランドットを弾こうとして挫折しやすい理由
トゥーランドットは「ゆっくりした名曲だから初心者向き」と思われがちですが、実際にはそう単純ではありません。
・音をまっすぐきれいに伸ばすのが難しい
・弓のコントロールが不安定だと曲の良さが出ない
・左手の音程が合わないと一気に崩れる
・楽譜を追うことに気を取られて表現どころではなくなる
つまり、動きが激しくない曲でも、基礎がないと“それらしく聞こえない”のです。
特にバイオリン初心者は、最初から憧れの曲だけを練習すると、「全然きれいに弾けない」「思っていたのと違う」と感じて挫折しやすくなります。
大人の初心者ほど「憧れの曲」と「基礎」の両立が大事
大人になってからバイオリンを始める人は、子どものように何年も基礎だけを続けるよりも、ある程度の楽しさや達成感が欲しいものです。
そのため、完全に基礎だけで進めると飽きやすく、逆に憧れの曲ばかり追うと難しすぎて挫折しやすいという問題があります。
大事なのは、基礎を学びながら、「将来的にトゥーランドットを弾けるようになる」という目標を持つことです。この形がいちばん続きやすいです。
トゥーランドットを目標にするなら、順序立てて学べる教材が向いている
バイオリン初心者にとって一番つらいのは、「何から練習すればいいのか分からない」状態です。
YouTubeを見ても情報がバラバラで、教室では進み方が自分に合わないこともあります。そうなると、憧れの曲に近づいている実感が持てず、途中でやめたくなってしまいます。
その点、順序立てて学べる教材なら、基礎から積み上げつつ、将来的に弾きたい曲へ近づいていく流れが見えやすいです。
特に、池田先生のバイオリン教材は、教本とDVDで基礎を学びながら進められるため、初心者でも一歩ずつ前に進みやすい構成になっています。
池田先生の教本にはトゥーランドットも入っている
バイオリン指導者である池田晴子先生の教本には、なんとトゥーランドットの解説も収録されています。

憧れの曲が教材に入っていると、基礎練習の先に目標が見えるので続けやすいです。大人の初心者にはこの“続ける理由”がかなり大事です。
もちろん、最初からいきなりトゥーランドットだけを練習するわけではありません。基礎を学びながら、段階的に目標曲へ近づいていくイメージです。
ちなみに下の画像がバイオリン譜です。

ピアノ譜もあるので、伴奏してくれる人がいれば発表の場でも映える一曲になります。
いきなり教室に通わなくても始められる
バイオリンを始めるとき、最初から教室に通うのが不安な人も多いです。
・大人初心者で浮きそう
・若い生徒ばかりだと気まずい
・何度も同じことを聞きにくい
・高い楽器をすすめられそうで不安
こうした不安がある場合、自宅で基礎から始められる教材とセットの方が、むしろ続けやすいことがあります。
気を使わず、自分のペースで進められるからです。大人の趣味は、続けやすさが非常に重要です。
池田先生のバイオリンレッスンは楽器セットも選べる
池田先生のバイオリンレッスンは、教本のみもありますし、楽器セット(電子バイオリン、生バイオリン)もありますので、環境に合わせて選べます。
すでにバイオリンを持っているなら教本のみ、周囲への音漏れが気になるなら電子バイオリンセットを、音色にこだわるなら生バイオリンセットを選ぶとよいでしょう。
憧れの曲を目標にしながらも、最初は無理のないセットで始めるのが大人初心者には向いています。高すぎる楽器をいきなり買ってしまうより、続けやすさを優先した方が挫折しにくいです。
まとめ
バイオリン初心者がトゥーランドットを目標曲にするのは、とても良いことです。憧れの曲があると、基礎練習を続ける理由になります。
ただし、いきなり短期間で仕上げようとすると、フォームや音程、弓の使い方でつまずきやすく、挫折の原因にもなります。
大切なのは、基礎から順序立てて学びながら、少しずつ目標曲へ近づくことです。
「いつかトゥーランドットを弾いてみたい」という気持ちがあるなら、まずは無理なく続けられる形でスタートしてみてください。



