バイオリン初心者が挫折する理由と続けるコツ

バイオリンを始めたものの、「思ったより難しい」「音が全然きれいに出ない」「続かない」と感じていませんか?実は、バイオリンは初心者の約7〜8割が途中で挫折すると言われるほど、最初の壁が高い楽器です。
しかし、いくつかのポイントを押さえるだけで、無理なく楽しく続けることができます。ここでは、実際にバイオリンを続けてきた経験から、初心者が挫折せずに継続するためのコツを解説します。
バイオリン初心者が挫折しないための2つのコツ
バイオリン上達のテクニックは数多くありますが、初心者の段階で最も重要なのは次の2つです。
① 本当に良い音を知ること
バイオリンで上達するためには、「どんな音が理想なのか」を知ることが欠かせません。
良い音を知らないまま練習してしまうと、目標が曖昧なままになり、上達の実感も得られず挫折しやすくなります。
「この音に近づきたい」という基準があるだけで、ボーイングや左手の動きも自然と改善されていきます。
大きな目標として「名曲を弾きたい」と考えるのも良いですが、まずは「自分の音を少しずつ良くする」ことを日々の目標にすると、継続しやすくなります。
② モチベーションを維持すること
どんな習い事でも共通していますが、続けられるかどうかはモチベーション次第です。
最初は憧れで始めたバイオリンも、基礎練習や音階練習が続くと、どうしても飽きてしまいがちです。
ここでやめてしまう人と続けられる人の違いは、「楽しみを見つけられるかどうか」です。
理想の音に近づく喜びや、少しずつ弾ける曲が増えていく達成感を感じられると、自然と続けられるようになります。
バイオリンを続けるための具体的な方法
一流の演奏をとにかく聴く
バイオリン上達の近道は、優れた演奏をたくさん聴くことです。これは独学でもできる、最も効果的な方法のひとつです。
| 分野 | おすすめアーティスト |
|---|---|
| バイオリン | ダヴィッド・オイストラフ / ギドン・クレーメル / ヒラリー・ハーン / 五嶋みどり / イツァーク・パールマン / アンネ=ゾフィー・ムター / ヤッシャ・ハイフェッツ / レオニダス・カヴァコス / ジョシュア・ベル |
| ピアノ | ウラジーミル・アシュケナージ / マルタ・アルゲリッチ / マウリツィオ・ポリーニ / グレン・グールド / エフゲニー・キーシン / ラン・ラン |
| チェロ | ヨーヨー・マ / ミッシャ・マイスキー / ジャクリーヌ・デュ・プレ |
| 指揮 | ヘルベルト・フォン・カラヤン / レナード・バーンスタイン / クラウディオ・アバド / サイモン・ラトル |
クラシック音楽を日常に取り入れる
今はYouTubeなどで世界トップレベルの演奏を簡単に視聴できます。映像でフォームや弓の使い方を確認できるのも大きなメリットです。
・YouTube(演奏+フォーム確認)
・クラシック専門ラジオ
・NHK-FM
・図書館の音楽コーナー
音だけに集中したい場合は、海外のクラシック専門ラジオもおすすめです。日常的に音楽に触れることで、自然と耳が鍛えられていきます。
コンサートに行く(これが一番効く)
もし可能であれば、実際のコンサートに足を運んでみてください。
生のバイオリンの音は、スピーカーでは再現できないほどの迫力と繊細さがあります。
一度でも本物の音を体験すると、「こんな音を出してみたい」という強いモチベーションが生まれます。
高額な公演だけでなく、学生オーケストラや市民楽団の演奏会でも十分に刺激を受けられます。
それでも続かない人へ(重要)
ここまで紹介した方法でも、「どうしても一人では続かない」という方もいます。
その場合は、最初から環境を整えることも重要です。
特に初心者の場合、独学だと「何が正しいのか分からない」「音が合っているのか分からない」という状態になりやすく、これが挫折の大きな原因になります。
実際、最初の1〜2ヶ月でやめてしまう人の多くは「間違った練習を続けてしまった」ことが原因です。
最近は自宅で学べるバイオリン講座もあり、基礎から順序よく学べるため、途中で挫折しにくいのが特徴です。
「一人だと不安」「効率よく上達したい」という方は、こうした方法も検討してみるとよいでしょう。

